俺はなぜか楽しそうにする室田麗子と楽しく会話しながら、


室田麗子の家を目指し歩いていた。



「ねぇ、黒谷くんっていつもあの場所で寝てるの?」


「おう。ま、俺の席だしな。室田はいつも何やってんの?」


「え?私?」


「ん。放課後。部活やってねぇだろ?」


「んー、こういうときあんまりパッと思い浮かばないのよねー。
うーん……、勉強とかー、あとは………」



そこで突然あっ!とした顔で室田麗子は公園にある屋台を指差す。


暑いこの季節に、ぴったりのあの食べ物が売られている。



「いっつも寄り道して帰るわね!」