〖心恋し〗-うらごいし-

♪かけがえのない命で♪
 パタン。
 ノートパソコンを閉じ、買ったCDのケースを見た。そして、またノートパソコンに視線を戻す。
「かけがえのない命…ね」
 どうしてこう流行りの歌は"命″について語るのだろうか。そんな生命を語れるほどに偉い人間、否生物がいるのだろうか。答えは当然の事ながらNoだ。なのに評価やらレビューを見ると“感動的!”だの“目から汗が…。”
“何度聴いても泣く”だのなんだの…。何故そう易々と命を語るのか…。理解に苦しむ。
 引きこもり暦約1年の常陸悠佳14歳。
 私のようなやつと入れ替わっても誰も気付かない。私が死んでも誰も傷つかないし、困りはしない。そう思っていた。