「大丈夫だから、ほんと心配すんな。これサンキューな。」
『ならよかった。』
ふぅーっとわざとらしく胸に片手を当て息を吐く。そんな行動1つ1つで俺の胸はドキドキ鳴る。
いっそのこともう伝えちゃう?
いやいや、まだ早いだろ!
でも誰かに奪われるかもよ?
いやいや、奪われるのは告ってからでも一緒だろ?
自問自答を繰り返し


-バアアア。
『もう!またやってんじゃないよ!』
「ん?」
『髪!ぐしゃぐしゃ!!』
あ。
『はい!』
また鏡を貸してくれた。ふっ、ぐしゃぐしゃ。ウケる。