楽しそうに話す空優も嫉妬する私も見たくないから。
必死になって向かった先は
  屋上   
ガチャっと重たい扉を開く。そこには真っ青な青空。
青空。空。空優。もうヤダ…。こんな時まで。
誰もい無くて安心したのか涙が出てくる。
ガチャ
また扉が開かれた。そこに立っていたのは樺依。
息を切らして肩で呼吸をしている。慌てて涙をふく。
-うぐっ
私の元に駆け寄って来た樺依はそのまま私に抱き着いた。