それでも私は君がスキ・・・。

私ねモテないから無理だということは分かってたんだけど

学校一のモテモテ男が自分の前に現れて、甘い言葉を言ってくれて。

って言う恋に憧れていた。よくあるじゃん?
そう言う系の恋物語。

でも私が好きになった人はそれなりにイケメン。イケメンだけれどモテない。
理由は怖いから。って人なんだよね。

  -はぁ……。

「どした?深いため息ついて。あのねー知ってた?ため息つくと人間って3歳老けるんだよ。顔が徐々に。」
『びっくりしたっ!ってマジ~?!その話!うち結構ため息ついちゃうよ。どーしよ。
老ける!!』
「バーカ!嘘に決まってんじゃん。お前、本当にバカだなー。」
『っな!最低!!人の素直さを。』
「信じるお前が悪い。だってため息ついただけで顔が3歳老けるとかもうお前なんてババアだろっ!」
うははっと笑い転げる空優を睨みつける。