萌愛ちゃんは別。私が一人でいる時
「私ね、若宮萌愛って言うの。なんていう名前なの?」
『阿達莎羅』
「莎羅ちゃん。1人って寂しくない?よかったら友達になってください」
って真っ赤な顔で、涙目で、上目づかいで言って来たの。
断れないじゃん。
そもそも断る理由なんてないけどさ。
『いいの?』
「あったりまえじゃんっ!」

そう言ってにこっと笑ってくれた萌愛ちゃんを可愛いって思ったし、絶対失いたくない大切な存在だと思った。