裏の世界の地味子



ある日いつも通り歩いていた。


いきなり後ろから肩を掴まれた。




またどっかの不良か?




そう思って振り返る。


そこにはひとりのオッサンがいた。




「ちょっと、いい?」




オッサンに連れて来られた場所、それは




ーーーラブホテル




ただなんとなくボーッとしてて、気づいたらラブホの中にいるなんて。


部屋に入るなりオッサンがベッドに押し倒してきた。


その瞬間、母が頭に浮かんだ。


母は毎日こんな事しているんだ。


そう思った。




「おねえちゃん、可愛いねえ。今何歳?高校生くらいかなあ?ウフフ」




オッサンの声で我に返る。


てか気づいたら両手足縛られてるし!!


ど、どうしよう。