颯汰の声が聞こえても振り向かなくなった。


少しずつ、思い出にできているのかな。



「おはよーっ!」



いつもと同じ元気で明るい鈴音が、わたしのクラスを訪れた。



「おはよ、鈴音。元気だね朝からー」