届くはずのない想い【改訂版完結】


いつだって人は、ずるい人間だと思う。


人のために動いてるように見えて、本当は自分のことを第一に考えている。


正義を貫こうとするのは、弱い自分を隠すのと同時に、周りに良い自分を認めさせたいから。


これに当てはまるのは、わたしのこと。


茜に颯汰のことを聞いたり、鈴音に聞かれたことに対して嘘をつき、弱い自分をどこかに隠そうとしていた。