届くはずのない想い【改訂版完結】

分厚い雲はわたしのこのごまかしている気持ちで。


冷たい風は、そのごまかす気持ちを払おうとしているもう一人の自分。


そうであるということに、気付かされた瞬間だった。



「んじゃ、明日ね」



茜と別れると、自然と涙が出てきた。