届くはずのない想い【改訂版完結】

その言葉と同時に、また冷たい風がわたしの頬に、つんとあたった。


そして、空を見上げると、薄暗い分厚い雲が覆っている。



「いーえー」



笑顔で明るく、でもどこか悲しそうに言ったわたしに、自分自身が1番びっくりした。


もう少しちゃんと笑える気がしていたから。