届くはずのない想い【改訂版完結】

ちょうどそばに落ちていたうちわを拾い、颯汰に渡す。


正確に言えば、渡そうとした。



「これでも使いな?」



取ってくれるだろうか、無視されるだろうか。


わたしの不安が最高に達した時。



「おう、サンキュ」