素直な気持ち

授業が終わり放課後になった。

教室の宮本の席でアイツがスマホを見つめていた。

俺は宮本に声をかける。

「宮本?何してるんだ?」

伊藤と竜也の姿はなく宮本一人だった。

「そ、蒼太!?えっと、蒼太こそ何してんの〜?あはは」

明らかに焦っている。
またcaramelでもしてるんだろう。
と思ってまたからかってやった。

「お前またcaramelでもしてたんだろwwほんっと飽きないよな!」

俺はニコっと笑ってアイツの頭をくしゃくしゃと撫でた。

アイツはやばいほどに顔を赤くして

「なっなにしてんの!wwそ、そうだよ!caramel見てたの!だけど、気になる男の子がコメントしないなぁと思って…え?」

俺は思わずアイツのスマホを持ってる手首を掴んだ。

アイツのスマホの液晶は真っ暗になっている。

「気になる男?…」

「どうしたの?蒼太…?」

不思議そうに見つめてくる宮本。

そしてなんだかシュンとした顔を見せた。

俺はイライラしながらも我にかえって、

「いや気にすんな早く帰れよ」

と、何事もないように言った。

「あ、え、うん バイバイ!」

「おう。」