梨桜side 綾くん、きっと、 あのときのこと思い出したんだろうな。 あんな辛い過去を……。 私は綾くんにおんぶされながら、 そんなことを考えていた。 「梨桜、家、着いたぞ。 歩けるか?」 早くも家につく。 「うん。大丈夫。」 私は、綾くんの背中からおりた。 足がまだ痛い。