あのラインにもう一度……





走った…。
片足を引きずりながらも。

足はすごく痛かった。

でも、それ以上に胸が痛かった。

綾くんと、こんなことになったのは、
はじめてだったから…。


しばらくして、人気の無い路地裏についた。


ここなら良いだろうと、その場に座る。


コンクリートの冷たさが伝わってくる。


私の目には涙が溜まっていた。
でも、その涙を流すことはしなかった。