「椿…。

俺は、椿のこと、すごいと思ってる。
医者に走れないって言われてからも頑張ってた。

俺だったら、悲しくて、きっとそんなことできないと思う。

だからさ、自分をあんまり責めるな。」


「先輩…。
ありがとうございます。」


「なんかあったら言って。
なんでも聞いてやるから。」


「はい。」


私はそういって、目に涙を浮かべながらも微笑んだ。