「昌也、早くやろう。」 「おう。 じゃあ、あとでね、梨桜ちゃん。」 「はい。」 綾くんたちは、更衣室に入っていった。 見に来ても、暇には代わりないな。 あ、梦に連絡してみよう。 私は、鞄からスマホを取り出して、メールをうった。 “あのあと、大丈夫だった?” 返事は意外とすぐに帰ってきた。 “『足の怪我、悪化しちゃって』って言っといた。” ナイス梦だね。 私は、“ありがとう”と返信しておいた。