「んじゃ、いく。 ちょっとお母さん、行ってくるね。 また戻ってくるから。」 「はいはい。行ってらっしゃい。」 「いこ、綾くん。」 「ああ。 じゃあ、母さん、またあとで。」 私たちは、病室をあとにした。 道場についた。 綾くんは、ここで、いつも練習をしているらしい。 「ちょっと許可取ってくる。」 「うん。」 綾くんはそういって、どこかにいってしまった。