私は、先輩に車まで連れてきてもらった。 「じゃあ、俺はこれで。」 私を車にのせると、先輩は立ち去ろうとする。 「ちょっと待ってください。」 私は先輩のシャツを握った。 「何?」 「私、陸上部のマネージャー。 やってみてもいいですか?」 「ああ、もちろん。待ってる。」 「ありがとうございます。」 私はそういって微笑んだ。