[翌日]

医者には、痛みを和らげる薬と、サポーターを貰った。

足の痛みは、今はなく、無事、大会にも出られる。


「椿。」


ふいに、後ろから声をかけられた。

声の主は…、


「藤崎先輩…。」


「足、ほんとに大丈夫なのか?」


「はい。大丈夫です。」