「………でも、ここに来た時にはすでにリューがいたんだよ」


そう語り終えて思い出したように付け加えたアリハの言葉に同調してキキィも


「そうそう、俺の時もリューはいた」


そう言いうとイルミが


「じゃあ、やっぱり私が最後だったんじゃん」


そう言い立ち上がるイルミを見てリューが


「まぁ、リファースの一番初めに血を吸った人間だもんね」


そう言い笑った


皆は驚いてリューを見た


「お前、何歳だよ…………」


「え?それってリファースより歳上じゃない?」


そう言われてリファースが


「こいつは結構前からいるんだよ」


そう言い思い出したのか笑い出した


するとイルミが


「リファースとは……
同い年、かなぁ?」


そう言い首を傾げた


「俺が、0と15だよ」


そう言うとイルミが


「え?
嘘?
私は1と15だよ」


そう言い二人が1か0かで言い争い始めた


ここではほとんどが不死だ
だから、かなりの年の人がいる


年の数え方は
100歳で区切る
百の位を言ってからそのしたに続く数をいう


私は実際28歳だ


0歳と28


と、言う
お父様の年は1756だ
お母様はフツーの人間だから48だ


この年の差は、半端ではない……


そう考えていると


「まぁ、とにかく
ここでは一番スミレ様が歳上なんでしょ?」


そうめんどくさそうに言うキキィ、


「ま、スミレ様なのは分かるよ」


と、アリハ


「え?
王様とお妃様は何歳?」


などとイルミが


リューも


「てか、皆何歳だっけ?」


なんて年の話をして暗くなるのを待った