右手を俺に向けはっきりと言った


「その願い
聞き届けよう」


ニヤリと一つ笑い


「安らかな眠りを
起きたら君は人間では無い

それでも願うかい?
あの炎を消したい

、と」


人間では無い


別に良い


人間では無くても幼なじみを守りたいと思ったことはこの先一生忘れはしない


「あぁ、
あの炎を消してくれ」


「分かった
炎を消してくるね

それから、俺はリファース
って名前なんだ」


そう聞き、俺は弟が、力也が死んでから始めて笑った


「リファース、笹原を…ミナモを
頼む……………」


そうして俺は深い眠りについた