高校1年


朽木ゼン


いつものようにつまらない1日が始まった


「おはよ〜」


なんて言葉が飛び交う教室


端っこで座って外を見ていた


元々母親がいなくて弟がいた


父親が仕事で金を稼ぎ


俺が弟の世話した


一ヶ月前弟は原因不明の病で倒れた


一週間前亡くなった


それから元気が出ずクラスでも俺を気遣いほとんどの人がそっとしてる


そんなつまらない1日のある日だった


ホームルーム時間先生が


「今日は〜転校生を紹介しま〜す
おいで〜」


先生に言われて入って来たのは男だった


普通の男だった


興味無く外を見る