吸血鬼






カナタは外にいた


ミラと一緒だった


「カナタ‼︎ミラ‼︎」


私の言葉に振り返る2人、


後ろに下がりそうになったのをリファースが止めた


「きちんと言わないと
もう会えないんだから
ね?」


肩に手を置いて耳元で囁く


くすぐったい


そんなことを思いながら1歩前に出て


「聞いて欲しいことがあるの
こっちへ来てくれる?」


手招きをして言った


少しだけ迷ったようだけどカナタが頷いて先に歩み寄って来た


それに続くようにミラも来た