その日の夕方
私はゆやへのメールを打っていた。
こうなったらもう全部言っちゃおう!
頑張れ風夏!!!!!!

震える手でキーを押す。

《ゆや、怒ってるよね??ちゃんと話したいよ。このままじゃ嫌だよ。》

1時間後…
返信はない。

私は仕方なく塾へと向かった。

勉強なんて頭に入るはずもなく、ただただ時間が過ぎるのを待った。

3…2…1…

終わったー!!!!!!
急いでテキストをバックにしまう。

塾から出た帰り道、ケータイには一通のメールが入っていた。

ゆや…

《怒ってないよ。でもふうか、嫌な思いしたよね??ほんとにごめん。》

怒って…ないの??

でも嫌な思いって??
私はゆやの本音が聞きたかった。

《ふうは大丈夫。ふうが嫌な思いさせてたんだよね、ごめんなさい。ゆやのほんとの気持ちが聞きたい。》

~♪~~♪

着信音が鳴る度に心臓がドキドキする。

《ごめんな、ふうか。俺、結構嫉妬深いみたいだね笑 でも、俺はふうかがずっと、大好きだよ。》

ゆや… ごめんね、ゆや。

私のなんとも思ってない行動が、ゆやを傷つけてしまったんだね。
《ゆや、ごめんなさい。ふう、ほんとにバカだった。》