言葉にしたら涙が出そうになった。

「ふうか…それ今まで誰にも相談しなかったの??」

「だってゆやは瑞穂に恋愛感情があるわけじゃないと思ってるし、ゆやのこと信じてたもん。」

「ふうちゃん、ほんといいヤツだね!!それ、ゆやに聞かせてやりたいよ!!」

詩織はにこっと笑って私を見た。

詩織、大好き。

「よし!!ふうか!!こうなったらもうケンカしなさい!!」

詩織…ばかになったの…??

「詩織??何言ってるの??」

私は詩織の思いがけない発言に目を丸くした。

「ふうたち、ケンカしたことないよね??これからも付き合っていくなら本音でぶつかり合わないと!」

そんな詩織の言葉は妙に説得力があって、私は小さくうなずいた。

「彼氏とケンカばっかりの詩織に言われると説得力あるね!」

「まぁね!!!」

さっきまで泣いていた私はまた笑っていた。

詩織パワーはすごいのです!!