何日かがたった。

ヒロシは相変わらず授業には居ない。

けど、たまに廊下とかで会って、微笑む……って感じな関係。

特に話したりはあれ以来していない。

先生とも、相変わらずって感じ。

こないだ、心臓が痛いとか言って、告白っぽいことしちゃったから、気まずくなるかななんて思ってたけど、ぜーんぜんそんな事ない。

大胆な事しちゃったー…って恥ずかしくなった自分が馬鹿みたいだったよ。

でもまぁ、先生が鈍感で、ちょっとホッとしたって事もあるけど。


キーンコーン…


一時限目の授業の始まるチャイムが鳴る。

私は一人、校舎の裏の日陰なう。

ヒロシと休んだ授業の日から、休み癖が付いてしまったのか、授業とか、休んでもいいかなんて甘い自分を許してしまうようになった。

校舎の壁に寄りかかって座っている。

晴れていて、静かな時間………

はぁ…と、ふと溜め息が零れてしまう。

「何溜め息ついてんだよ。」