続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

「乃愛、聞いてる?」


乃愛の顔の前でヒラヒラ手を振る。


でも、乃愛は、キョトンと俺を見返すばかりで……。


“マジかよ”


俺はポリポリおでこをかいた。


どーすれば、俺の気持ち、伝わるかな。


一生懸命考えて、俺は乃愛の両肩に手を置いた。


乃愛の目をまっすぐ見つめて、こう聞いた。


「乃愛。
俺のこと、好き?」


「えっ……。
あ、好きっ!」


はじかれたように、我に返る乃愛。