続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

シーと言うように、口元に人さし指をあてる。


でも、これぐらいじゃ弱いよな。


親とか兄貴にバラされたら、恥ずかしくてたまらない。


だから俺は、


『うん、わかった~。
ふたりのひみつ、ふたりのひみつ~』


と、無邪気に笑う乃愛の腕をつかんでこう言った。


『だから、忘れろ』


『え?
忘れるの~?』


『そう、忘れるの』


そう言った瞬間、ドドーンとでっかい音がした。