「なにソレ。
もしかして、ヤキモチ?」


冗談っぽく、からかうように、乃愛の顔をのぞきこむ。


すると……。


唇をかみしめた、明らかにテンションの低い乃愛の顔にぶつかった。


「え?
乃愛?」


「…………」


「どうした?」


「…………」


「おーい。
乃愛ちゃん?」


「…………」