続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

「やぁだぁ。
なんか、そのそっけない感じもカッコいい――っ!!」


黄色い声が、俺を包む。


……あ、やべ。


話、終わってなかったっけ。


こういうのは、さっさと断わるに限るんだよな。


「悪いけど。
俺が待ってるの、彼女なんで」


口早に告げる。


「えー。
ざんねーん」


落ち込む浴衣集団。