その後ろ姿に呆気にとられながら、冷静に切り返す。
『……は?
この暑さで、着ぐるみはナシだろ。
つか、それ以前に、乃愛が俺だって認識できねーよ』
でも、そんな声。
野々宮には届かねーな。
だって、アイツ。
もう、改札くぐってるし。
まぁ、いーか。
着ぐるみはなしだとしても。
サングラスと……帽子くらいは、かぶっていくかな。
乃愛のためだ。
『……は?
この暑さで、着ぐるみはナシだろ。
つか、それ以前に、乃愛が俺だって認識できねーよ』
でも、そんな声。
野々宮には届かねーな。
だって、アイツ。
もう、改札くぐってるし。
まぁ、いーか。
着ぐるみはなしだとしても。
サングラスと……帽子くらいは、かぶっていくかな。
乃愛のためだ。

