続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

その後ろ姿に呆気にとられながら、冷静に切り返す。


『……は?
この暑さで、着ぐるみはナシだろ。
つか、それ以前に、乃愛が俺だって認識できねーよ』


でも、そんな声。


野々宮には届かねーな。


だって、アイツ。


もう、改札くぐってるし。


まぁ、いーか。


着ぐるみはなしだとしても。


サングラスと……帽子くらいは、かぶっていくかな。


乃愛のためだ。