続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

「……おつかれさん」


同情したようなカズの声。


その言葉を聞き終わると同時に、俺はカズに抱きついた。


「だから、カズ~。
俺と一緒に来てくれ~。
今のエネルギーじゃ、3人とか、絶対にありえねー」


「うわっ。
王河、抱きつくなっ。
離せっ」


「やーだね。
カズが“うん”って言うまで離さねーもん」


俺は、さっきよりも強くカズに抱きついた。


すると、間髪射れず、響く声。


「わかった。
行く!
行くから、離れろっ!!」