「さんきゅ……」 やっと終わった……。 乃愛も無事でよかった。 でも、俺……。 エネルギーを使い果たした。 「野々宮は、先に乃愛のところに戻ってて。 俺は、あと少しだけ、カズと話があるから」 野々宮を先に乃愛の元に戻す。 それから俺は、ぐったりしながらカズの肩を抱いた。 「やべぇ、俺。 今、生命の危機的レベル。 ストレス数値、ハンパない」