続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

耳を触りながら、野々宮から視線をはずす。


「悪かったって。
名前を間違えてて」


「……ったく。
ほんと。
失礼なんだから」


「ごめん、ごめん」


そう言いながら、苦笑する。


コイツ。


名前を間違えられることは許せなくても、苦手って言われることは、どうでもいいんだ。


面白いヤツ。