続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

危うくうなずきそうになったアゴを急いで元に戻す。


「そんな怒んなって」


ニコッと作り笑いを浮かべる。


でも、そんな笑顔も、野々宮には効かないようで。


野々山は目を三角にして、俺の前にひとさし指を1本突き出した。


「あたしの名前は、野々山でも野々村でもなく、野々宮!!」


「あー、わかった。
もう、怒鳴るなよ」