続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

だから、俺。


「ずっと、おまえのこと、野々山だと思ってたわ~」


「…………」


「そーかぁ。
野々山じゃないのかぁ~」


ふーんと軽く鼻を鳴らす。


そんな俺の態度に、わなわなと震える野々宮。


「失礼なヤツ。
名前を間違えたクセに。
……ったく。
アンタの頭ん中には、乃愛のことしかないわけ!?」


――うん、そう。
当然。