続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】

「ズケズケなんでもハッキリ言うし。
うるさいのなんのって。
相性最悪!
俺、超苦手なの。
野々山のこと」


「まぁ、わからなくもないかな。
オレも……。
おとなしい女の子の方が好きだから」


苦笑するカズ。


その瞬間……。


「野々山じゃなくて。
野々宮なんですけど。
藤城、アンタ、さっきも間違えたよね!?」


俺とカズの背後から、女の子が首を突っ込んできた。


「は?
野々宮?」