「あのね。
王河が表紙の雑誌とか。
今日発売の、王河が出てる雑誌とか。
さっき、たくさん買ったんだぁ~♪」


「…………」



「あたしは、ね。
『重いから、ネットで買えば?
もしくは、地元』
……って言ったんだけど。
乃愛、全然聞かなくて」


と、野々山が呆れたような顔をする。


「こんなに急いで買わなくても、売り切れちゃったりしないのにね」


「おまえ……。
言葉にトゲがありすぎだろ」


野々山に、しかめっ面を向ける俺。