今の、ちょっと素っ気なかったかな…… 思わず、アイラの顔をちらっと見ると、バッチリ視線が合ってしまった。 アイラも、少し慌てたように目を泳がせる。 そして、はにかみながら「ありがと…」と呟いた。 それを聞いて、ホッとする。 (上手く言えたっぽいな。) アイラのことで一喜一憂している自分が、何だか恥ずかしくなった。