最後の夏 ~十年の想い~



すると、先生は少し困ったように笑った。


「あぁ、俺もそうおもったんだけど……本人が、どうしてもって言うもんだから」


へぇ、随分と勉強熱心なことで。


「そうなんですか。……あ、ところで、女の子ですか?男の子ですか?」


個人的には女の子がいいなーなんて思ったりし
していると、


「ん?あぁ、言ってなかったな。すまんすまん」


先生が笑顔で教えてくれた。


「………くん、だよ」