犬男子、拾っちゃいました。

その時、ライウが目を覚ました。黒真珠のような目にあたしの姿がうつる。


「あ……小雨、やっと見つけた」


「見つけた?探しに来たの?」


ライウが小さくうなずく。


「次の主人は……絶対に守りたかった」