「ん~小雨、おはよう」


「“小雨、おはよう”じゃなーい!どうしてあたしのベットにいるの!?」


ライウも上体を起こして、こっちに笑顔を向ける。


「朝ごはん、食べよ」


「え?ちょっ、ちょっと!」


ライウがリビングの方に向かってあるきだす。


「スルーすんなぁぁぁぁ!!!」


あたしの叫びが聞こえたのか、聞こえなかったのか、リビングに繋がるドアがしまる音が聞こえた。