犬男子、拾っちゃいました。


「綺麗だな……」

 ライウがかき氷を不思議そうに眺めて、一口パクッ。

 シャクシャク………

 ライウが苦いものを食べたかのような顔をする。

 「まずかった?」  

 ライウが首をブンブン横にふる。

 「いや、全然美味しい。だけど……」

 自分の頭に手をあてるライウ。

 「なんか…こう…キーンとして…頭痛い」

 「…………わかる、その気持ち」