「目、つぶってて」
男の子の綺麗な声が、あたしの耳に直で響く。素直に目をつぶると、10秒ぐらいたって、「いいよ」と言う声がした。
チラッと薄目を開けて、男の子の事を見ると……。ん?なんか頭に2つの突起物……?
「まっまさか……それ……」
「そう、耳。あと、尻尾もある」
男の子が“それ”をピョコピョコ動かして見せる。信じたくなかったけど……うん、信じるしかない。
この子……“犬男子”だ。
男の子の綺麗な声が、あたしの耳に直で響く。素直に目をつぶると、10秒ぐらいたって、「いいよ」と言う声がした。
チラッと薄目を開けて、男の子の事を見ると……。ん?なんか頭に2つの突起物……?
「まっまさか……それ……」
「そう、耳。あと、尻尾もある」
男の子が“それ”をピョコピョコ動かして見せる。信じたくなかったけど……うん、信じるしかない。
この子……“犬男子”だ。

