そんなことを思いながら桜がたくさん咲いてる所を歩いていると同じ学校の制服を着た女がいた。

見たことない顔だ。1年か?

そいつはピンク色の髪と珍しい色だった。

「綺麗やな…1年か?」

「さぁ…」

未来、そう遠くない内にそいつは俺の彼女になるがそんなことを今の俺が知る由もない…

次の日、稔と新しいクラスに行った。

昨日は始業式とクラス発表だけで後は各自解散だった。

「おーい!稔ー!桜樹ー!」

大声で叫んでる奴は幼なじみの篠宮 琉羽だった。

男っぽい名前だが、女だ。

「こいつもとか…」

琉羽は去年は違うクラスだった。

だが、今年は同じクラスでまた騒がしい日々が始まると思うとつくづくツイてないと思う…

教室に行くと知ってる顔がたくさんある。

その中で一際目立つ見覚えのあるピンク色の