「こんな時に俺もずりぃと思うよ
けど今しかねぇ。
だから俺の素直な気持ち聞いて欲しい

今も昔も変わんねぇ
部屋見ればわかるだろ?
このミルクティーだって
俺ん中はずっと...



まだお前でいっぱいなんだよ。



あん時の俺はまだまだガキで
嫌いって言われた事に腹立てて
思ってもねぇのに嫌いだ..なんて

でも俺は今でも...



「マキ、いや、槇斗?
この先はまだ言わないで。

もうきっとわかってるだろうけど
私は学校で女の子達と色々ある

だからそれをちゃんと片付けてから
私の正直な気持ちも話す。


マキの気持ちにもちゃんと答えるよ」



私はもうこれ以上
嘘はつきたくない。
自分自身にも槇斗にも皆にも
だから、待っててね。槇斗。



「わりぃ。 しばらくこうさせて」

そう言って槇斗は優しく私を抱きしめた