私、モテ期がきました。

結果は4vs1で私と祥の負け。



負けたのはほとんど私のせい。



舞「ごめん、祥」



祥「別に。逆に女子が男子に勝てたら奇跡だから。それに優斗と叶人個人戦でたくさん優勝してたペアだからしょうがないって。」



舞「優勝!?すごいね!そういえば大会の時友達が言ってたなー。めっちゃカッコいい人とちっちゃい男子のペアがいつも優勝してるって。」



祥「いつもはメガネだけどテニスの試合のときはコンタクトだったからなー優斗。ちっちゃい男子ってのは絶対叶人だな。叶人中3まで超小さかったし。」



叶「あ、祥!小さかったことばらすなー!!」



優「大丈夫ですよ。叶人は今も小さいですから。150cmくらいですか?」



叶「全然大丈夫じゃないし!あと俺は161.2cmだ!」



優「そうだったんですか?知りませんでした~」



叶「いや、絶対優斗知ってて言ったでしょ!?」



優「えー、そんなことありませんよ~♪」



舞「ねぇ祥。」



祥「ん?」



舞「叶人と優斗ってめっちゃ仲いいんだね」



祥「あぁ。アイツらはお互いホントに信頼しあっているからな。それに今の元気な叶人がいるのも優斗のおかげなんだよ。」



舞「へぇ……。じゃあ最初は今みたいな人じゃなかったの?」



祥「あぁ。中1になってから初めて叶人に会ったんだけどその時はすごく静かだったんだよ」



舞「え!?何で!?」



祥「それは…」



優「舞桜さん、祥。そろそろ東京駅の前に戻りましょうか。」



舞、祥「はーい(おう)」



祥「愛咲、続きはまた後で言うから」



舞「うん、わかったー」