私、モテ期がきました。

優「舞桜さん。1つ聞いてもいいですか?」



舞「うん、いいよー」



優「なんで最後におばさんには内緒って言ったんですか?」 



舞「ちょっと長くなるんだけど…。私ね、中1の夏まで神奈川に住んでたの。お母さんとお父さんと星夜さんと4人で。でも、6月にお母さんとお父さんが車の事故で死んじゃったの。それでたまたま近くに住んでた東京のおばさんの家で暮らすことになった。おばさんは、さっきのキューティーリボンの社長でね『私は私の後継ぎが欲しかったから引き取っただけ。だからそんなファッションセンスが無い舞桜なんていらないわ。私は星夜がいれば充分よ』って言ってきたの。それ以来私は居ないもの扱いされたわ。そしてある日言われたの。『秋田に家を買ったわ。だからお前はそこに一人で住んで。心配しなくて大丈夫。かなり広い家だし、生活費は私が出すから。その代わり私と星夜にいっさい関わらないで。あと、星夜のことを兄とも言わないで』って。私は嬉しかった。この家から出ていけるんだって思うと。星夜さんともう会えなくなるのかな…なんて思ったけど私は秋田に来る方を選択した。…だからおばさんには言わないでねって言ったんだー」



優「…そんな大変なことがあったんですね……」



祥、叶))だからあんな大きな家に1人で住んでたのか…



叶「大変なこととかあったらいつでも言ってな。」



舞「ありがとう!」



祥「俺も役に立てるか分かんないけどなんかあったら相談のるから。」



舞「祥が珍しく優しい!ありがとう!」



祥「珍しくは余計だ!」



優「それより、これからどこにいきますか?」



叶「楽しいとこ!」



祥「じゃあさ、そこにテニスコートあるからテニスしよーぜ」



優「いいですね!丁度、ジャージも持ってきてますし着替えてラケットとか借りてやりましょうか。」



叶「おー!やりたい!」
舞「やるやるー!」