コツコツコツ 紗「こっち向け。理沙。」 っ… ゆっくりと後ろを振り向く。 瞬間、 バシン なにが起きたのか、理解できなかった。 只、ヒリヒリとする頬から、 叩かれたのか…と思った。 紗「勝手に居なくなるなよ! お前、どんだけ周りが心配してるのか分かってんのか?! 頼むから……消えないでくれ。」 どんどん弱々しくなっていく声。 ああ。こんな声を出させてるのは、私か。 むしょうにも、泣きたくなってしまう。 紗「戻るぞ。」 コクンと素直に頷く。